2011年5月31日火曜日

「伊藤まさこの針仕事」から

ギャザーたっぷりのチュニックブラウスを。


いや〜、失敗失敗。
ここまで見事にコケるとは。
伊藤まさ子さんのパターン、今回も私には×です。

「伊藤まさ子の針仕事」32p カラーガーゼの項の
「ギャザーたっぷりのチュニックブラウス」を13号で作成。
布は「リネンシングルガーゼの憂鬱」で書いた、C&Sさんのリネンガーゼ。


もう鮮やかなまでに思惑はずれて笑える。
ははは…はははは…





このブラウス、極端にゆったり、たっぷりしたデザインですね。
身頃と袖を縫い合わせた時点でちょっとひるみ、
出来たものを着たら、金縛り。


え、誰?何?


あわててギャザーを整えてみたり、
リボンをゆるめたり、絞ったり。
でもどうやっても、どうひいき目に見ても似合ってない。

広すぎる肩幅はますます逞しく強調され、
背中には突如、いわれのない(?)ぜい肉がボーンと噴出、
腕を広げると、エーゲ海からの風がそよっと…。


女は海〜


あんまりなので、袖口にもリボンを通してみる。
丈もいくらかカット。
許す?
許せる?
許してくれる?






昨夏も、ロブルージュから似たようなスモック作って、
でもそっちは同じスモックでも窮屈で、
着て動くうちに後ろにひっぱられて前がツレるし、
袖の運動量も足りなくて、
伊藤まさこさんはぽっちゃりだけど小さい人だから、
彼女に似合うパターンは、大女の私には合わないのね〜
と、薄々気付いてたんですが、
ますますその疑いが濃厚、という結果に。

何がイヤって、とにかく一日着てられない着心地の悪さ。
去年のも今回のも、後ろの衿ぐりがやけにくれてて
肩甲骨の間あたりに始終違和感があるのがストレス…。
いらいらイライラ〜
もう着替える!というパターンなんですよねー。


しかしながら、これらの不満点も
小柄な女性がお召しになるならばこの限りではなく、
優雅で流麗な雰囲気を漂わせる、このパターンの特長、美点、
ってことになるんでしょうね。


それと、これはあくまで、キャミソールの上にこれ一枚、
の場合を想定して言ってます。
だってガーゼだし。リネン100%だし。
そのつもりで作ったんですから。
伊藤まさ子さんも
「暑い日のふだん着にぴったり」
と、おっしゃっています。

でも夏以外の季節の重ね着用としてなら?
その場合のみ、私でも大丈夫だろう…たぶん。

リネンガーゼは、裁断、縫製ともに手こずりましたが
肌触りは文句なく、羽衣のように軽い着心地。
水通しなしで作って、出来てから洗濯しました。
縮んだのかどうかは…よくわかりません。
なんせたっっぷりしたデザインだから。

そういえば、これも7号から13号のグレーディングだったけど
7号で作ったら多少は小さく感じるんだろうか。
試してみたい気もします。





そうそう、本では
「袖口にもリボンを通すとまた違った印象に」
と書いてあったので、
袖口リボンはアレンジ例、と取ったんですが、
これ、それ無しじゃとてもとても、外へは着て出られません。
少なくとも私のような躾の良い女は。オホホホホ。
だって袖口から中身が丸見え〜。

リボンの幅を半分に折って縫ってみた編。





教訓。

着心地のいい服は、ハンガーに吊るすと不細工。
ハンガーにかかってて素敵に見える服は疑え。


たいへん勉強になりました。
で、次はロブルージュから「青いパンツ」行ってみよう。

アホちゃう?



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