2011年6月2日木曜日

洋裁のこつ85

2011/06/02 Thu.

追記:きれいなリボンの結び方

クリックで拡大




この本、1999年発行だそうで、

Amazonでもとっくに中古しかないんですが
ほしい!!!



むかーしむかし、図書館で借りて知りました。
まだ洋裁を始める前のことで、ミシンは一応あったけど、
20代の一人暮らし期に、あれば便利ぐらいの軽い気持ちで
テキトーに買ったおもちゃみたいなのが1台だけ。



そんな女が今に至るきっかけは何だっけ?と
思い出してみると、たぶん「大草原の小さな家」。
え〜〜〜??でしょうが、それしか思いあたることがないんですよね。



NHKの再放送で、小学生のときよりハマってしまい
原作もぜんぶ読みました。
福音館と岩波から出てる日本語訳はもちろん、
クレヨンハウスで英語版も買い揃えたという熱中ぶり。
それでもまだ飽き足らず、
原作者のローラ・インガルス・ワイルダー関連の本や、
ローラの娘のローズの養子が書いた続編、
アメリカ開拓史やその時代のアメリカ文学まで、
ローラにつながることなら何でも知りたい!
とばかり入れ込んでおりました(笑)



で、それが洋裁とどうつながってったのか。
それは「かあさん」ですよ、あなたー!ローラのかあさん。
特にTVドラマではたいへん魅力的に描かれてましたよね〜♡



ある日、オルソンさんの奥さんにいじわるを言われたかあさんは、
ふだんは決して買わない高価な布を買ってしまった。
虚栄心から。
家に帰ったかあさんは、
「いやだわ、どうしてこんなことを…
 あの人に見栄を張るなんて、なんて馬鹿なのかしら、
 謝って、返してくるわ」
でもローラもメアリーもとうさんも、
そんなことはない、かあさんにとてもよく似合ってる、
神様がこれで自分の服を作れって言ってるのよ、
みんな、空からとってきたみたいな色だって言うわ、と
やさしいんですよまったく!号泣!



でも次の朝、居間に下りると、
メアリーとローラの新しいドレスができていた。



かあさんは、自分の服を作るのをやめて、
いつもつんつるてんの服を着て、学校で「にょっきり足」と
からかわれていた子供たちのためのドレスに仕立てた。
「もう誰も私たちのこと笑ったりしない?」
「笑わないわ、笑うもんですか…」
っていうあの回です。
(この時の日色ともゑさんの吹き替えがも〜秀逸だったらない!)
原作にはそんなシーン、ないんですけどね。



たぶん、その辺りから少しずつ、
「家庭科」的なことに対するキライがスキに変わっていきまして、
こんどは「私も洋服を作ってみたい」という方向にシフト。
トップの写真の本に出会うわけです。
長い!でもこれ以上要約できない。。




この本ね、他の洋裁本とはずいぶん趣が異なってます。


布の素材を調べる方法


最初期に買った布の素材なんて今となっては

こうでもしないかぎり調べようがないので、
今こそ役に立ちそうです。




手持ちの服から型紙を作る方法



これも今だからこそ知りたい。



透ける布のタックやダーツを1本糸で縫う方法


これも好奇心がそそられます。

他にもこういう正統的な洋裁を学んだ人じゃないと知らないような
驚きのテクニックがてんこ盛りなんですよ。



アメリカのAmazonがオンデマンド出版、というのを始めるそうですね。
それがうまくいって、日本でも実現されたら、
この本、真っ先にほしいです!!!







0 件のコメント:

コメントを投稿